今回紹介するのはZALMAN TECH(本社:韓国)の2.5インチSSD/HDD用の外付けケース「ZM-VE300」だ。一般的なHDD機能に加えて、ISOファイルをマウントして仮想光学ドライブとしても使用できる変わり種。発売開始直後には売り切れるショップも出るなど人気の製品だ。とはいっても、仮想光学ドライブ機能が実際にどのように動作するものかピンとこないユーザーもいることだろう。
そこで今回は、ZALMANの国内正規代理店、株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より借り受け、転送速度や仮想ドライブの使用感を中心にチェックしていくことにしよう。 |
|仮想光学ドライブ機能を搭載したUSB3.0対応HDDケース
今回紹介するZALMAN「ZM-VE300」は、外部インタフェースにUSB3.0を備える2.5インチSSD/HDD対応の外付けケース。最大の特徴は、一般的な外付けケースとしての機能に加えて、仮想光学ドライブとして使用できる「ODDモード」を搭載する点だ。この「ODDモード」では、ストレージにコピーしたISOファイルをマウントして、光学ドライブとして使用できる。
ちなみに、設定は本体のみで行えるため、仮想ドライブからPCの起動にも対応。最近ではLinuxディストリビューションの多くがLiveメディア版を用意しており、インストールすることなく使用感を確認できるようになっている。また、万が一PCが起動しなくなった場合のデータ復旧用として、Live Linuxを用意しているユーザーもいることだろう。そのような場合、「ZM-VE300」ならISOファイルをコピーするだけで使えるようになるわけだ。
|パッケージと付属品をチェック
それでは早速、ZALMAN「ZM-VE300」を画像にてチェックしていくことにしよう。付属品は本体に加えて、保護ケース、接続用ケーブル、簡易ドライバ、バックアップユーティリティCD、Quick Guideとハードディスクケースとしては一般的な構成だ。
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仮想ドライブ機能が大きく謳われているZALMAN「ZM-VE300」のパッケージは実測値でW173×D139mm×H50mm |
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付属品一式。保護ケース、接続用ケーブル、簡易ドライバ、バックアップユーティリティCD、Quick Guideが付属する。Quick Guideは英語表記ながら、特に困ることはなかった |
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付属のUSB3.0ケーブル。端子形状はUSB-A-Micro-Bで、ケーブル長はコネクタ部分を除いて約45cmとやや短め。ノートPCで使う場合は問題ないが、デスクトップPCで使う場合はもう少し長さが欲しいところ |
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ドライブ固定用の、ドライバとミリネジが4本付属。ドライブはケースのサイドで固定する |
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